心理学的にもデートに最適な場所はやっぱりTDLやUSJだった件

USJ

ドキドキしたりすると、その時一緒にいた人に対してドキドキしているんだと気持ちと頭が勘違いしてしまうという「吊り橋効果」は割と広く知られていますが、同じような考えで、

暗・挟・汗

というものもあります。

この3つは、相手との距離をより自然に縮める上で欠かせない要素だとも言われています。

人と親密になる要素:暗

暗い部屋

人は、暗いところにいると近くの異性と親密な関係になりやすい傾向があるとされています。

心理学者ガーゲン博士が行った実験では、

実験内容暗い部屋の中に初対面の男女を閉じ込めた時に、その男女がどのような行動や態度をとるのか?

を観察したものがあります。

最初は言葉で自己紹介などをしてコミュニケーションを取っていたものの、しばらくすると会話も途切れがちになり、その後はお互いの身体に触れ始めたそうです。

中には抱き合ったカップルもいたそう。

実験終了後、お互いの身体に触れ合ったりした被験者たち感想を聞いたところ、

暗い部屋で不安を覚えた

会話よりも触れていた方が安心できた

と回答する人が多かったそうです。

加えて、約80%近くの人が、

性的興奮を感じた…!

と答えたそうです。

全く知らない相手と暗い場所に閉じ込められる不安よりも、自分の中に生まれた一種の恐怖心を落ち着かせるために知らない相手だとしても触れていたいという心理が働く傾向がある

というちょっと面白い?実験結果となっています。

「暗」を活かしたおすすめデートスポット

星

明るい日差しや大自然の中でのお散歩デートも大変魅力的ではありますが、知り合ってまだ間もなかったり、より親密な関係を築いていきたい相手と出かける場合には、

  • 映画館
  • プラネタリウム

などに行った後、さらに

  • 落ち着いた雰囲気のカフェやレストラン
  • 暗いバー

など、「暗」を感じる場所でより長く一緒の時間を過ごすことがベターと言えます。

人と親密になる要素:狭

針

動物は何かと「なわばり」意識が強いと言われていますが、それは人間にも同じことが言えます。

人との距離感では、

  • 満員電車を不快に感じたり、

気持ち的な距離感では、

  • 初対面からいきなり馴れ馴れしい相手に対していい印象を持ちづらかったり、

しがちです。

「パーソナルスペース」とも呼ばれたりしますが、日本人は一般的に恋人や家族、親しい友人しか入ることができない距離は約45cmといわれています。

逆にいえば、この約45cmの距離感に居られれば、恋人や家族、親しい友人と同等の心理的印象を与えることができます。

「狭」を活かしたおすすめデートスポット

ドライブ

最も簡単に且つ強制的にこの約45cmを作れるのがドライブです。

高級車でなくても全然大丈夫ですし、車内であれば自然に約45cmの距離感を保つことができます。

また、免許を持っていない場合に約45cmの距離感を作れるのがエレベーターです。

エレベーター

ちょっと別の話ではありますが、女性を対象にしたある調査によると

キスをしてほしい場所はどこですか?

という質問に対して、結構な頻度で上位になるのが

エレベーターの中

だそうです。

ある心理カウンセラーによると、

エレベーターが多少混んでいたり、数人乗っている方がごく自然に身体を寄せ合うことが出来ます

し、

(エレベーターは)密室という非日常的な空間で身体がさり気なく触れ合ったりすることが性的な典奮をももたらす

と分析をしています。

上記内容を踏まえた上で「狭」を活かす場所として、

  • 高層ビルの展望台
  • 高層階にある飲食店

など、ごく自然により長く一緒にエレベーターに乗る機会を作ることが出来る場所がおすすめですし、複合施設などでエスカレーターとエレベーターがある場合には、エレベーターで目的階まで行くことも親密度を図る上では大切です。

人と親密になる要素:汗

サウナ

汗には、

  • 冷や汗
  • 運動の汗

の2パターンがあります。

冷や汗

吊り橋

これは「吊り橋効果」と似たような意味で使われたりしていますが、吊り橋効果が

[safe title=”吊り橋効果”]

足場が不安定だったり、

もしかしたらロープが切れてしまうかも…

という不安感からくるドキドキが、その場に一緒に居た人に対してドキドキしたと勘違いして恋愛感情を抱きやすいこと

[/safe]

として使われているのに対して、「錯誤帰属」と呼ばれるもので、

[safe title=”錯誤帰属”]

恐ろしい体験で感じた生理的興奮(≒ドキドキ)や冷や汗は、性的興奮と勘違いしやすいという心理作用

[/safe]

があります。

「冷や汗」を活かしたおすすめデートスポット

お化け屋敷

割と古くから吊り橋効果は言われていますし知っている人も多い?ですが、頭では分かっていても自分が実際に冷や汗を感じる場面に出くわすと

  • 吊り橋効果
  • 錯誤帰属

に陥りやすいので現在でも非常に有効です。

実際の吊り橋以外で冷や汗を体験できるのは、

  • お化け屋敷

がうってつけです。

お化け屋敷は「暗」の要素も揃っているので、ダブルで効果を発揮してくれます。

「暗」の要素を兼ね揃えた場所でいえば、

  • ホラー映画を一緒に見る

のもお化け屋敷と似たような効果が期待できます。

また、

  • ジェットコースター

などの乗り物も一瞬で一気にドキドキを体験出来るのでいいかもしれません。

運動の汗

エクササイズ

運動の汗は、スポーツなどをすることで出る汗のことですが、運動をすると心拍数が上がります。

心拍数が上がるということは一種の興奮状態になっているとも言えます。

運動することによって全ての感覚が研ぎ澄まされたような状態になり、感情が豊かになっている傾向があるんですね。

これは心理学的に「興奮の転移」とも呼ばれており、ある実験では

興奮の転移の実験

  • スポーツをする前に大人系映画を観る
  • スポーツをした後に大人系映画を観る

のとでは、スポーツをした後に大人系映画を観たほうが断然性的興奮を感じる

ことが分かっています。

ただ、スポーツなどでの興奮は全ての感情が高まっているので、喜怒哀楽すべての感情が豊かになっています。

なので、ちょっとしたことで相手を悲しませたり怒らせたりしてしまう場合もあるので注意が必要です。

「運動の汗」を活かしたおすすめデート

ランニングシューズ

運動の汗を応用したデートで最も効果が期待出来るのが、

  • ジョギング
  • ランニング

です。

ジョギングやランニングは徐々に心拍数が上がっていき、心拍数が上がった状態が割と長く続きます

なので、「興奮の転移」が起こりやすくなっている状態とも言えます。

加えて、夏場なんかの

  • ナイトラン

は涼しいですし「暗」の要素も取り込めて、コースによっては「狭」の要素も加えることができるので、非常におすすめです。

全ての要素を兼ね揃えた最強デートスポット

観覧車

ただ、運動は苦手…という人も少なくはないですし、いきなり暗い場所にデートに誘うのはちょっと警戒されがちになってしまいます。

やっぱりデートは昼間の方が好まれる傾向にありますね。。

そこで

の全ての要素を兼ね揃えた最適なデートスポットが、

  • 遊園地
  • アトラクション施設

になります。

非常にベタではありますが…

  • 昼間に楽しめる
  • 非日常を感じられる
  • 暗い場所がある
  • (乗り物等で)約45cmを作りやすい
  • 冷や汗を体験出来る

…などなど、全ての要素が揃っていると言っても過言ではないくらい最適な場所が遊園地や(屋内)アトラクション施設です。

東京ディズニーリゾート内のランドやシー、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンなど、普通に行ってもとても楽しいですが、

  • 知り合ってまだ間もない間柄

でも、これから

  • 親密な関係を築いていきたい相手

と出かけるような場合、遊園地や(屋内)アトラクション施設は特に最適なデートスポットとなり得ます。